黒沢美香さん

SEIDO


 

美香さんと言えば・・・

 

1992年あたり、私はT氏とOffice Tripという足踏み(TAP)をいろいろな事象に変換していくというパフォーマンスをしていた。だんだんゲームアートと言う言葉を使うようになり、それは足踏み競争をするようなパフォーマンスになっていった。

 

ある日の公演でT氏が美香さんを連れてきてゲームに参加してもらった。

 

なんか要領をつかめない美香さんは対戦相手にタップの回数で負けていた。踏んでも表示盤にでてくる回数がうまく上がらないのだ。

 

困惑している様子の美香さんに会場から『美香さん 可哀想~ がんばって~』というような同情の声が聞こえる。私は足の下にあるパットが不調なんだろうと思っていたのだが、T氏は冗談まじりに『わざとじゃねーの』などと言っていた。

 

確かに・・・美香さん位の人ならならば『汗だくになって点数あげて勝者になる』というストーリーを選択しないのも考えられるし、さすが大物は違うと思った。真偽は不明・・・・

 


 

美香さんといえば・・・

 

私の勤めている会社で個人がパソコンを使って仕事し始めた頃、なぜか美香さんもPCを持っており自分のメアドを持っていた。

 

何かのきっかけで日々メールを交換するようになった。言いたい事を言葉というより文字の雰囲気で文を組み立てた会話のやりとりだ。

 

・・・美香さんはけっこう気に入っていたらしくて『いつかこの会話を本にしましょう』などと言っていた。美香さんは自宅のPCでにこにこしながら創作しているのだろうけど私にとっては会社のPCで仕事中に対応する異常な会話のやりとりで頭が分裂しそうになった。

 

美香さんが『そんな固い仕事してないでまたアーティストで自由に生きれば?』と言ってるような(そんな事100%ありえないけど)・・・自分的にはけっこう辛かった・・・

 

で会社のメールで仕事中そんなやりとりとしているわけにもいかず、しばしお休みしましょう的なことで打ち切られたと思う。

 

当時のメールアドレスはいまだに引き継がれており、会社のメール受信リストのお堅い差出人の中に『黒沢美香&ダンサーズ』がひょっこり顔を出す。

 


 

美香さんといえば・・・・

 

lonely womanによく出してもらった。おそらくなるべく色々な人種を並べたいって考えた時の『変な人』担当だったのだろうと思われる。だからなるべく変人で応えたつもりだ。

 

ただ美香さんの望む変人というのを察するのは難しく、すべて自分勝手の変人になってしまった。褒められたこともなかったが何回も出演させてもらったところをみると変の内容より、ただの『変り種』を並べたかったのかもしれない。

 

私は『変り種』以上にとりえがないのだ。と再認識する今日この頃だ。

 

 

 


『lonely woman』公演詳細

lonely woman

 

 


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