ボレロ

公門美佳


 

ダンス☆ショーのAプログラムに「ボレロ」という作品がある。おそらく30年ほど前の作品だ。

まだ若い、30歳手前の美香さん自身も踊った、キレッキレの時代の作品。

 

美香さんとキレッキレの時代を共に過ごし、美香さんと一緒にボレロに出演していた平松さんが指導に来て下さった。

 

振付は、時代やその時踊るダンサーのイメージや力量によって、多少変えたり変わったりしていくものだが、平松さんから受け取ったボレロは、美香さんが自分で踊るために振付した当時のオリジナル版だ。

 

踊ってみて驚いた。

 

美香さんの卓越したテクニックと音楽性、破壊と構築、裏切り、調和…とにかく「黒沢美香って本当に凄かったんだな!!」と、あらためて思い知らされた。

 

身体を130%くらい使わないと出来ない動き。だが、動機、必然性が明確だから、そのとおりにきちんとやれば、そうなるしかないところにたどり着く。

 

つらいけど楽しい。

 

また、それを指導してくれた平松さんもすばらしく、問題点をピンポイントで探しだし、明確に修正してくれた。

 

…そうかー。美香さんが私に言おうとしていた事って、こういう事だったのか…と、想い出が頭をよぎったり。

 

「へたくそですね、ふふふ」と笑われているような気もした。

 

 

 

 

ダンスの振付を残すということに、ますます意味を感じた日だった。

 

確かに、この振付の中に美香さんがいた。

私達の身体を通して、お客さんが美香さんに会える。

あと1ヶ月とちょっと、踏ん張って登っていきたい。

 

もちろん、ボレロ以外の作品も、面白いものばかりです!お楽しみに。

 

 


『黒沢美香振付作品集「ダンス☆ショー」より』公演詳細

黒沢美香 振付作品集「ダンス☆ショー」より

 

 


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