チラシの絵について

宇佐美とよみ


 

美香さんのトリビュート企画の公演に行くと、お土産がもらえました。

赤い薔薇一本。

薔薇の人、美香さんが我が家に三人になりました。

 

 

さて、

 

私は、今回のチラシ用に使う絵を描きました。美香さんを覆う、何かが増殖する絵が欲しい、と絵を描くにあたり担当者からリクエストがありました。

 

採用してもらった絵は、その後、チラシですっかりおなじみにさせてもらい、手ぬぐいにまでなった赤いリング。増殖するリングです。

 

 

 

このリング絵、私が考え出したのではありません。

 

昨年の“遠泳”の第一回目は「青」。全身レオタードに、牛乳瓶やらの口に青い絵の具をつけて、ペッタン、ペッタン、リング模様をスタンプして「青」の衣装にしようという事になり、綱島の稽古場に「青」の出演者と美香さんが集まりました。

 

伸縮性の素材故、着用してのスタンプ押し。私のレオタードは美香さんがスタンプを押しに取り掛かってくれたのですが、私の胸のあたり、最初は様子みながらポッン、ポッン押していたものの、だんだん道が見えたようで、どんどん押す手に勢いがついて行きました。

 

間近に見る美香さんの目つきがどんどん変わって行き、心地よい集中の時間を共に味わいました。

 

“遠泳”の全12回公演の初回。手探りのスタート。まだ6月。

 

梅雨の最中で、外には瑞々しい青い草が細かな雨に打たれ、開け放った窓から稽古場に湿潤な風が流れ込んで、踊りを膨らませてくれました。

 

 

 

チラシ絵にもう一度あのリングを使いたい!ぴったりだ!と思い、あの時間を掘り起こし輪郭をはっきりさせて瓶を握りました。息の入ったリング絵になったと思います。

 

 

 

あっ、今回のチラシ等で、良くお目見えさせてもらっているものがもう一つあります。ひまわり人です。

あれは、元々は、チラシ写真の美香さんの目に重ねて描いたのでありました。

でも、美香さんの目から放たれ、生き生きと動き出したように思います。宣伝美術のひかるさんありがとうございます。

 

 

 

写真は、窓辺の原画。描いた頃で初夏でした。

 

 

 


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