記憶とアリア

平松み紀


 

私はなんでコンクールに出たのだろうか。

ダンス☆ショーに寄せて「記憶とアリア」を書こうと意気込んでいたが、この問いが頭から離れず書き出すことができなかった。

 

 

「ひらまっちゃん、1位を獲ろう」

 

 

これだ!思い出した!

この美香さんの一言で始まったんだ。

 

 

結果、予選次点。

一点足らずで決選に行けず。

トホホ。

 

 

その後は諸々の事情でコンクール参加を断念。美香さんとの約束は果たせなかった。続けていれば、美香さんのソロ作品をたーくさんたーくさん踊ることができたんだな〜。残念。

 

 

 

きっかけを掴んだので振り付けの日々を書き記す。

 

 

さりげなく自然にやることがホント難しかった。一生懸命踊ってます、と力を入れると「ひらまっちゃん、カッコ悪い。」と言われ、凹む日々。

 

 

さりげなく自然に指先で円を描き、その流れでさりげなく自然にくるりと回る。

さりげなく自然に突然つまずく。

さりげなく自然に止まる。

さりげなく自然にピョコピョコ歩く。

さりげなく自然に超絶テクニック…

 

 

振りの妙を掴めない綱島での時間が続く。

 

 

そんなある日、熱がある状態で稽古場に行った。通しの後、「ひらまっちゃん、熱がある方が力が抜けてていいんじゃない」「………。え…。…そんな…。」

 

 

みなさん、お稽古は休まないことですね!!

 

 

稽古中に言われたこと

 

「手がキノコ」

注)手の平が伸びてない

 

 

「無駄なテンテンはダメ!」

注)バランスを崩して着地で足を2度着くこと

 

 

「今のは最低の最低」

注)やっと「最低だね」とお話しできるレベルになったという褒め言葉

 

 

「最低までいったよ〜、ひらまっちゃん!」

注)コンクール当日の綱島の稽古場で。最低は最高値。

 

 

美香さんの言葉は忘れません。

 

 

さて、もうすぐ、「ダンス☆ショー」開幕。こぐれさんの2度のプッシュを断ってごめんなさい。美香さんの言葉を身体から発するには時間が必要でした。

ダンサーズの身体にも同じように美香さんの言葉が多様に染み込んでいます。

美香さんの声をダンサーズの身体から、作品の振りから是非聴いて堪能してください。

 

 

ダンサーズへのエールに美香さんと太田さんと私の変ポーズ写真を送ります。

笑ってくださいね。

撮影は出口さんですよ。

 

 

「ダンス☆ショー」に寄せて

 

 


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