家族舞踊団

平松み紀


 

12月1日 美香さん命日。

フランス在住写真家白岩三佳の一時帰国に合わせて、命日を過ぎた12月10日、実家に近い霊園に行きました。

 

 

三佳ちゃんは、美香さんの公演を観られなかったことをとても残念に思っていました。声を使いたくないから電話でなくてメールでね、と言われて声も聞けなかったな、とも話してくれました。

 

 

[まだ踊る]と美香さんの筆跡で掘られているその石。どんな力にも屈しない倒れない石に掘られた[まだ踊る]は何処までも強い。そこに飾ってある色とりどりの花は綱島で切磋琢磨しているダンサーズに見えました。美香さんが今でも見守っているダンサーズ。

 

 

歩いていくにはしんどいところに「家族舞踊団」は眠っています。何処までもしんどいところにいらっしゃる。

「稽古が終わると”さようならー”と帰る人たちがうらやましかったな。私は2階に上がっていくだけだから」と稽古場娘の寂しさを時折話してくれました。

人はドアを開けて出ていく、貴方は2階に上がる。象徴的なベクトル。

 

 

[まだ踊る]の石の下には3人の名前が並んでいる。

襟を正す。

 

蛇口鳥と夕陽は、チカちゃんが12月1日夕方にお参り行ったときの写真です。

それぞれの気持ちが重なる12月ですね。

 

 


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